現実の店舗での買い物の欠点をネットの利点によって補う提案と評価
ネットショッピングとは
電子商取引。ネット上の情報が間接的に購入に影響した、ネット上での代金決済や購入確定の注文を伴わない自動車、不動産、 金融、各種サービスを消費者向け電子商取引に含めている。(経済産業省2004)しかし、主にネット上で決済または購入確定の注文が行われる物品および旅行などの一部サービスもネットショッピングの範囲と定義した。また、この研究内でのネットショッピングとは、20歳代向けの服・装飾小物(帽子、鞄、靴、アクセサリー、など)に関しての事柄に限定して考えることとする。
このサービスのターゲット、対象者(who)
・20歳代 男女
・服・装飾小物などの服飾類をよく買い物する(ネット・店舗問わず、また両方含まれている)
・ネットショッピングが好きな人、頻繁に利用する人 (以後「ネット派」とする)
・実際お店に行って、手にとっての買い物したい主義の人 (以後「お店派」とする)
このサービスに適する店(where)
・ネットショッピング可能なウェブサイトを持っていて、なおかつ実際に建物でお店を構えている(テナントとして、独立した路面店として、など)ブランドのお店。
・同じ建物内に違う売り場に同じブランド商品が売られていないことが条件。(百貨店はこの場合除かれることになる)
このサービスを使うとき・使いたくなるとき(when)
「ネット派」「お店派」それぞれの買い物方法のデメリットを感じたとき。
・「ネット派」:実際に商品が触れない。(素材感、色合い)。・試着できない。・トラブルに遭わないか不安(思っていた商品がちゃんと届くか)
・「お店派」:店に行かないと買い物できない。・店員に付きまとわれ自由に楽しめない。・そのブランド取扱の全商品を一度に見ることができない。
このサービスで使うウェブの機能の特徴(why)
・店舗で扱う商品は必ずサイト内に掲載してある。
・ウェブ上の商品の画像横にもQRコードを載せ、お店に行ってもその商品が探せるようにする。
・店舗別在庫検索機能
・コーディネート機能
(手持ちの洋服との相性を考えるということは、服を買うときに誰もが思うことである。それをサービス化する動きは、今までにはない。よって、店舗で実物を見てみて、ネットで検討・また手持ちとのコーディネートを考える、そしてその上で、ネットで購入できるというサービスを作る。)
・取り置き機能
QRコード・ウェブの役割
ウェブの機能によって、QRコードを使うお店派が、ウェブサイトを利用することで、より便利な買い物をすることができる。
またネット派にも、取り置き機能などでお店を利用する人が増加し、今までできなかった、実際商品を見て確かめるという行為が可能になってくる。
このサービスをどのような流れで使うか(how)
お店派:
『お店では、商品情報の入ったQRコードが各洋服のタグについている。買い物に来たけど、買うか渋ってしまった。いいなと思った洋服や鞄のQRコードを携帯で読み取り、情報を集める。
家に帰ってから、パソコン・携帯で商品の画像を見て、買うかどうか考える、これを買ったら手持ちの服と合うかどうか確認したりする。手持ちの服の画像を写真で取り込み、画面上で組み合わせを見ることができるコーディネート機能によって、もし手持ちの服との相性がよければ、その店のサイトで買い物をする。』
ネット派:
『ネットショッピング中、欲しいものが見つかった。しかしちょっと試着してみたり、実際の色の感じを見たいと思う。このブランドのお店ならよく買い物に行く。欲しいと思った服の画像横に、商品情報の入ったQRコード画像がある。それを携帯のカメラで撮って、情報を得る。そして店舗別在庫検索機能で調べると、まだ在庫に余裕があることがわかった。にお店に行って手にとって確かめる。(取り置き機能を使ってもいい)』